地域包括支援センター、保育園を運営
防災訓練を実施しました ～課長のつぶやき～Vol.2
寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか？？
さて、真澄会では、年に数回災害時を想定した非難訓練を実施しています。今回は１２月４日の午後13：30より実施しました。
非難訓練で思いつくのは、火災時だけではありません。今回はマグニチュード7の大地震に襲われ、津波が押し寄せ、施設が2M浸水するという点を訓練の想定として、いかに素早く1階のデイサービスセンター利用者様を2階以上にお連れすることができるかの検証を行いました。
もちろんエレベーターは使用できません。利用者様は階段で移動していただきます。独歩の方は階段を使用していただきなんとか２階までお連れすることができました。南海トラフ地震の際に津波が発生したら施設まで到達するのに110分程度かかるそうです。この時間があれば、何とか移動は可能なのでしょうか？
続いては、車椅子の方を２階までと職員が利用者様役となり、車いすに乗り、1階から2階へ４人で持ち上げて移動しましたが、おひとり２階に移動するのにとても体力が続きませんでした。
４人がかりでヘトヘトです。これでは緊急時にスムーズに移動することは不可能です。２階まで上がる時間は男性４名で27秒かかりました。
続いては担架を用意しました。この担架は布製で非常に丈夫な担架です。
車いすの方を担架に移譲し４名で持ち上げれば車いす分の重さが軽くなり、力が均等に４分割されます。結果、２階まで16秒で上がることが可能でした。
ちなみに女性だけでも軽々と持ち上げられましたよ。女性でも18秒で２階まで移動することが可能でした！！
もちろん、災害が起きる季節や時間帯に応じて職員数の変動もあり、人員の確保ができない場合があります。しかし訓練をすることで、「このやり方ならスムーズに救助することができる」という自信と判断材料になればと思います。
真澄会では災害に対する取り組みを、日々検討しています。これにはご家族様、地域ボランティア様のご協力が必要不可欠だと思っています。今後も訓練を重ねて緊急時に対応できるよう考えていきたいと思います。
